就労継続支援A型事業所体験記

就労継続支援A型事業所体験記

これは完全に僕の主観で書かれた、とあるA型事業所の体験記である。

はじめに

なにか記事といったものを書くとき、文末を「です・ます調」や「だ・である調」で統一しなければならないということを知ったのは、僕が某A型事業所に利用者として入社してからのことだった。

ここでは各部門に分かれてそれぞれの活動を行っている。

僕は記事班だ。

このサイトを見てくれているような人は、おそらくなにかしら生きづらさだったり、障害を抱えていたりするのかな(?)とおもう。

A型事業所ってどんなところなのか? 興味がある人もいるんじゃないだろうか。

これを振り返って読んでみても参考になるかどうかは自信がない。

タイム is マネーな人は読まないことをお勧めする。

それでも暇つぶしの一興になれば嬉しい。

その前に、何でA型事業所に入ろうとおもったかなどの経緯を少し書いていきたい。

A型事業所に入る前

確か20歳くらいの頃からメンタルクリニックに通うようになり薬を処方してもらっていた。

抗うつ剤や抗不安薬といったものだ。

元々の原因があるはずなのだから、薬はあくまでちょっとした手助けにしかならない。

薬を飲みながらごまかしごまかし働いてきて、少し疲れていた。

路上で寝ているホームレスを見る。あれは未来の僕である。

 

A型事業所の存在を知った。そこで働いてみたいとおもった。

自分と同じような人に会ってみたい。話してみたいとおもった。

そうすれば、どういうモチベーションで生きていけばいいのかだとか、今後の方向性だとか、そういったものがわかるような気がしたのだ。

障害者手帳を得るのは簡単だった。僕はA型事業所に入社した。

A型事業所入社後

一日4時間勤務で、土曜日が出勤の週もあれば休みの週もあり、週5~6日稼働。日曜祝日は休み。

障害種別ではおおよそ、精神障害4割・身体障害4割・発達障害2割くらい。

年齢は30代~40代の層が厚い。

突発的に休むことも許容されているので僕的には凄くありがたい。

いやらしい話だが、気になる給料は手取り満額で約7万円弱といったところ。

 

A型事業所は一般就労に向けての訓練のような場というイメージがあった。

個人的には上記のような人、難病を抱えている人、一般就労を諦めてお金を得るためにきている人がいるようにおもえる。

ここが居心地が良かったり、やりがいを感じたりとなれば、ずっとここでというのも悪くない。

幸いにも日本という国は福祉が充実しているらしい。

障害年金を受給している人であれば、その年金の障害等級にもよるけれど、A型事業所からの給料と合わせてそこそこの収入が見込める。

周りの人が障害年金を受給していることを知って僕も申請をした。

生活の安定は精神の安定である。使えるものは何でも使っていきたい。

 

ここのA型事業所では同ビルの2階と3階のオフィスを借りている。

僕は2階にいる。その雰囲気はいつも明るくにぎやかで笑い声が部屋全体に響きわたる。

A型事業所に入るのは初めてだったし、最初はその雰囲気に少し戸惑ったというか、違和感があったのは否めない

一口に障害者といっても色んな人がいて、その障害の種類や重さも異なるし、個々の能力も全然違う。

しっかり仕事をしてきた人もいれば、よだれを垂らしながら寝てる人もいる。

健常者でも合う人合わない人、好きな人嫌いな人と分かれるだろう。

むしろそれぞれに抱えているものがある分、障害者同士の方が理解しあうことは難易度が高いのかもしれない。

 記事班の仕事

記事班では主にクライアントから受注している記事分をこなしていく。

与えられたキーワード・単語単語をその記事の中に落とし込んで書き、校正の人がチェックをして納品をする。

約1100文字超の不動産関係や保険関係・転職系サイト・車関係の記事だ。

身近な税金関係や医療保険関係についての知識も得られるので、割とためになっているのではないかなとおもう。

初めて担当した記事がクライアントのサイトに掲載された時は、一末の感動というか、達成感があった。

僕がまだ知らないクライアントの記事もあるだろう。

 

また、自社サイトの記事も書く。

現状ではクライアントの記事分が終われば、自社サイトの記事にとりかかるといった具合。

この「ぬっち―ライフ」という自社サイトは、僕達と同じ障害者向けなのだろうけれど、基本的に何を書くかは各々の自由みたいなところがある。

 

自分の内にあることを書くのは気持ちがいい。

言葉がスラスラと湧いて出てくる。

PCに繋いであるキーボードを叩く指が止まらず、快音が鳴る。

まるで小説家や”モノ書き”にでもなった気分だ。

一方、自分の外にあることを書くのは難しいし、めんどくさい。

調べて理解しなければいけないし、他人の言葉を借りることも多い。

 

「ぬっち―ライフ」では前回前々回と商品紹介のつもりで書いた。

サイト・ブログには広告収入といった夢がある。

何十万回とアクセスされ莫大な収益をあげているサイトや、比喩されがちな「ネットの海」を構成する一つ一つのサイト達はすべて、実在する人の手によって作られている。

拙いではあるけれど文章といったものを書いたりしているのだから、ほんの少しでも稼げればいいなとおもい、自分用のブログを開設してみた。

家に帰るとやる気はでない。興味にやる気が追い付いていかない。

そんなモヤモヤとした何かをこれにぶつけている気がする。

しかし現実は厳しい。

最後に

少し時間をさかのぼる。

僕が通院しているメンタルクリニックは、主治医と顔を合わせると秒で終わるし「薬を下さい」といえばくれた。

違うところでは「君は甘えているだけじゃないのか?」というようなことを遠まわしにいわれた。

自分は障害者なのか? そうではないのか?

”普通”とは程遠い気がするけれど………障害。

 

休憩時間ではたまに障害年金の話題になったりする。どれくらい貰ってるか、

あの人は貰っているのか? 下衆な話である。

また、このサイトについて「コアコンセプトや改善策」などと話し合うとき、”障害”という言葉が出てくる。

これを書いている人達は障害者だ。あなたはどうだろう?

A型事業所に入ってよかった点を強いて一つあげるとするなら、”別に障害を持っていたっていい”。

そうおもえたことだ。

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