2019年(令和元年)に、新型コロナウイルスという新種が中国で見つかり、世界的に広がり始めました。現在はウイルスも置き換わって繰り返し型が新しくなる度に、感染者が増えています。そこで、在宅に居ながらでも就労支援のサービスが受けられる様になりました。今回は、在宅ワークについて紹介します。
在宅就労支援とは
パソコンなどを使用して就労訓練を行う事業所では、自宅に居ながら通常通りの訓練を受けられるという体制のことを言います。コロナ感染者の様に、蜜を避けないと予防策を取るのが難しい場合を含め、障害のお持ちの方には人混みが苦手で外へ出るのが辛い場合、交通の面で距離があるなど、理由はさまざまだと思います。
集中して出来る環境が持てる
人それぞれだと思いますが、集中して業務を進めたい方には、在宅ワークがいいという場合もあります。なぜなら、事業所ではたくさんの方がいて常に話しをしている方がいる時もあります。
単純な作業とは違い、自らの力で進めて行くものであれば、段取りや方向性・まとめといった事を考える必要があり、そうなると、なるべく集中して出来る自宅が良いです。
休憩は思いっきり背伸び
就労支援では、必ずしも精神や発達障害者の方達だけではありません。車椅子に乗っている身体の方もいらっしゃいます。歩行が可能な方達と違い、車椅子を使用している方は、業務中・事業所内での移動は、長時間に渡り座ったままの姿勢になるので、腰に思っている以上の負担がかかります。
それによって、腰痛を引き起こしやすくなります。ですから、在宅ワークでは座椅子などに座っている方もいます。また、時間を決めて作業の手を止めて身体を横にする事で、上半身・下半身を思いっきり伸ばして背伸びすることができます。
優渥(ゆうあく)に負ける方もいる
在宅勤務になったとはいえ、テレビやお菓子といった誘惑的なものも自宅にはあると思います。自身の考えで業務を遂行する一方で「周りに知られないから大丈夫!」と誤った判断をする事で、ついつい手抜きがちになってしまう事ってあるはずです。
このような場合には、誘惑されそうなものを側に置かない。あるいは、業務をする部屋を変えて行う事をお勧めします。
文字だけでは伝わりにくい
パソコンを目の前にして仕事をしていると、解りにくい内容や判断に迷う様な出来事などが起きる場合もあります。そのような時には、チャットやメールを使用してやり取りをする事も増えることから、状況によっては文字だけだと、どうしても伝わりにくいという場合があります。
その様な場合には、パソコンにカメラが搭載されているのであれば、ビデオ通話などを通して、確認を取る等にすると業務がやりやすくなります。
最後に
新型コロナウイルス感染症をきっかけに、一般の企業だけでなく就労支援でも、在宅で作業ができる便利な時代になってきました。就労支援事業所では、好きな時に、やりたい場所でとは行きませんが、在宅で就労支援できるという部分では便利になった時代になった事を実感します。