A型事業所の在宅ワーク。どんなふうに仕事をしているか知っていますか?勤怠管理や仕事でのコミュニケーションはどのようにしているか気になりますよね。そこで、A型事業所の在宅ワークを初めて1年半を超えたわたしの、ある一日の作業時間を紹介します。
2022年10月11日 くじらの在宅ワーク
カーテンをあけて、コーヒーを淹れる。ギシギシ音が出るイスに座ってパソコンの電源を押したら、仕事がはじまります。
8:45 タイムカードと本日の体調などを報告
在宅ワークは始まりから終わりまで、パソコンがなくてはできない仕事です。
会社は出勤するとまずタイムカードをきります。それにたいして在宅は、パソコンを操作してインターネット上で勤怠管理をおこないます。
また、体調などを報告することも同様です。そのさいにつかうのはSlack(スラック)というビジネス用のメッセージアプリ。チャット形式で会話をすることができ、会社でのコミュニケーションはこれをメインに使います。
なので在宅ワークをはじめたいなら、簡単なパソコン操作が習得済みでなくてはなりません。
9:00 作業開始
わたしは現在、文章を書くお仕事をいただいています。
記事を書くためには、まずはインターネットで情報をあつめます。さらに文章をどのように書いていくかという計画をたて、それをもとに執筆。その後、推敲(すいこう)。推敲とは、できあがった文章を練り直したり確認したりすることです。これらをすべて一人でやります。
ちなみに私は文章を書く習慣がそもそもなかったため、とにかく完成までに時間がかかります。
ひどい便秘みたいなもので、うんうん唸ってもヤギのウンコみたいにちんまりしたものしかでてきません。いつも文章を書くのにジタバタもがいています。
10:00 午前の点呼
点呼はビデオ通話で行います。
入社当時はバーチャル背景の設定がよくわからなかったため、干している洗濯物まで丸見えになることもありました。これは恥ずかしかった。
もちろんビデオ通話は、楽しいこともあります。在宅ワークだとそもそも会話することが減るので、同僚とお話しできるのが楽しみになります。
そしてビデを通話での会話を重ねていくと「会って会話すること」が、とても大切であることに気づかされました。
その結果、月に一度会社に出勤したさいに、ついおしゃべりに夢中になりすぎてしまうこともあります。
10:30 面談
週一回「面談」がおこなわれます。面談もビデオ通話で行ないます。面談では、一週間にあったこと。仕事は順調に進んでいるか。プライベートは充実しているか。家族とうまくいっているか。体調はどうか。などを報告します。
面談は同じ担当者と会話を重ねていくので、信頼関係を築くことができます。
それによって、仕事の悩みが小さいときに相談することができるので、早期解決することができます。
11:00 再び執筆開始
正直に話せば、文章を書くのは楽ではありません。
「しかし」「このように」「さらには」などの接続詞や、「は」と「が」などの助詞の使い方に、いまだに四苦八苦しています。
さらに小学生でもわかりやすい文章を求められると、きつねに「お手」を教えるほうが早くできるのではないかと思うぐらいです。
それでもたまにある「ここは上手く書けたのでは」という自己満足感にニヤニヤしたりしながらも、作業時間内に1つの記事を完成させるのを目標にキーボードを叩き続けます。
1:00 点呼
朝と同じようにビデオカメラで点呼をとります。Slackに日報を書き、退勤を記録したら、勤務は終了です。
さいごに
A型事業所の在宅ワークは、一人でやる仕事ですがコミュニケーションの機会も用意されています。
仕事の上達はヒトそれぞれですが、サポートもあるので着実にこなしていけば確実に上手くなっていけます。