就労支援事業所へ通う方の中には、サービス利用等計画の作成を行う計画相談員や、市町村から、委託を受けて悩みや困りごとなどの話しを聞き、助言を行う委託相談員が、一緒になって事業所へ来所する場合があります。今回の記事では、事業所や病院へ同行する委託相談員について紹介します。
委託相談員とは
障害を持った当事者の方やその家族に対して、悩み事に関する相談や状況に応じた福祉サービスなどの紹介や、地域の支援センター及び医療機関と連帯しながら情報提供なども行います。
相談先を探すには
業務を行いながら、思考が停止する時や、気分の落ち込み・考えがまとめられないという場合があります。そんな時は、我慢をせずに職員さんへ話してみましょう。
計画相談員に連絡を取りお住いの委託相談事業所へ繋げ、日程や時間などの調整をした上で面談を行うことが可能です。私自身も、その様な経験があり、どうしたら良いのか分からず職員さんに伝え、事業所の方で計画相談員・委託相談と面談をした事がありました。
事業所で話せない場合は
個人・個人の状況によって「事業所では、みんなの目が気になり話せない」という場合もあると思います。その様な時は、面談を行う場所を移して行う方法もあります。
そうする事で普段思っている事や感じていることなどを含め、話せる事ができますし、いきなり真面目な内容から。という雰囲気が無くなったりします。
精神の方に委託相談がつくのは
初めて委託相談という方が計画相相談員と事業所へ来るのは何故だろう。と思うことがあると思いますが、委託相談員は、精神保健福祉士という国家資格を所持しています。そのため、福祉の中で精神疾患のある方のサポートをしています。
また、モニタリングなどに参加するのも情報共有すると同時に、現在悩んでいることなどはないかなども、確認しながら、必要に応じて助言を行います。職員が果たすことが難しい心療内科などの診察などにも同行し、メンタルの状態やドクターへ確認しておきたい内容なども、一人で聞くより安心感を得ることもできます。
辛くなった時は
仕事をしていると、一人で悩んでいると精神的に不安定になる時、業務が思っていた以上に上手くいかないなどがあると思います。そんな時でも委託相談員と繋がっていると、直接、会えない状況でも電話を通して話すことができるので、辛くなった気持ちを溜め込む必要はなくなります。
ただし、委託相談員もたくさんの方をたくさんの方の面談を請け負っているほか、受診の同行・研修などがあるので連絡が取れない場合もあります。
最後に
事業所で行われる面談に、委託相談員が来ると緊張すると思います。しかし、環境調整のお願いをする時や改善して欲しい点など、自身の力では伝える事が難しい場合もあると思うので、その時は遠慮なく、委託相談員の方にも協力を依頼してみましょう。