身体障害のある方の運転免許取得を応援する助成制度

身体障害のある方の運転免許取得を応援する助成制度

免許証

就職や日常生活・プライベートなど、自身ことをする上で欠かせないのが自動車の運転免許を取得することにあります。身体障害者にとっては「自立への第一歩」とも言えるのではないのでしょうか。一生に一度しかない教習所へ通い、健常者の方と一緒に学び免許取得を目指す。という運転免許取得のための助成について紹介します。

障害者自動車運転免許取得費助成制度について

この制度は、身体に障害のある方が社会参加や就労の為に、クルマの運転免許を取得する費用の1部を助成します。

応援助成金と呼びたい理由

この制度を知ったのは、自動車学校に入校してからでした。それまでは、免許取得にも助成がある事も知りませんでした。受付事務の方から「助成を申請して入れて、免許取得後に料金が一部キャッシュバックで、戻ってくるよ」という一言がこの制度を知るきっかけでした。私自身、この助成制度を応援助成金とも呼んでいました。

助成の対象となる範囲は?

自動車の運転免許を取得するためにかかった費用が対象になります。たとえば、入学金や適正検査料・教科書代・教習料(学科・技能教習)検定料・仮免許料・補修料など、必要に応じてかかった費用を合計し、免許を取得にその一部分にあたるおよそ10万を限度に助成するという仕組みです。

 

ただし、何らかの事情で免許取得に至らなかった場合などにおいては、対象外となります。

助成を受けるための必要な書類について

では、助成を受けるためには、どのような書類が必要なのでしょうか。申請に必要なものは下記のようなものが挙げられます。

申請に必要なもの

〇印鑑

〇履歴書

〇運転免許適性相談結果票(3ヶ月いないのもの)

〇障害者手帳

などがあります。

複数人いる場合は抽選になった

私自身が、自動車の免許を取得したときの「身体障害者自動車運転訓練費助成」というのは、数人申し込みをする方がいらっしゃれば、抽選で助成の決定が行われていたため必ず申し込みをした内容が通るということもありませんでした。その結果を知ったのは、免許を取得してから数ヶ月後でした。

決定通知をもって自動車学校へ

クルマの運転免許を取って愛車を購入し数ヶ月程経った頃に「決定通知書」が自宅に届き、再度問い合わせをしてみると、卒業後どうしていますか?という会話から助成の話になりました。当時は、障害を持っている生徒は私だけだったので注目を置かれる存在だったのかもしれませんね。

 

近況を話し、上手く運転して走れていることを伝えると電話の越しに聞こえる喜びの声で、自身も嬉しくなりました。そして、迷いなく決定通知書を手に自動車学校へ行き助成金を手に帰って来ました。現在でも10年以上、関係者とのやり取りは続いています。

最後に

自治体によって、身体障害者運転免許を取得する際の助成制度が設けられている場所や、そうでない場所があると思いますが「クルマの免許取得したい」と思う方には、活用して欲しい制度でもあります。障害があるから社会参加を遠慮するというのではなく、障害があるからこそ社会参加を目指して、一歩一歩自身のペースで進んで行きたい。と私自身は憩います。

 

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