車椅子ユーザーでも映画はシートで観たい~座席の選択編~

車椅子ユーザーでも映画はシートで観たい~座席の選択編~

毎年のように。全国ロードショーとしてたくさんの映画が入ってきます。映画好きな方であれば、何から先に観ようか悩むと思います。これは、車椅子ユーザーの方も一緒です。しかし、実際に2〜3時間車椅子に座ったまま映画を見ることは辛いです。そこで、今回の記事では座席選びについて紹介します。

車椅子専用席

映画館には、1つのスクリーンごとに車椅子専用スペースが2か所ほど設置されています。ユーザーの方は、車椅子に座ったまま観ることができる席になります。

 

車椅子で映画館へ行った日

初めて車椅子で映画館に行った日は、今から約24年前の事でした。ちょうどその頃、病院に長期入院をしていて暇で仕方がなく、たまたま新聞の「映画上映中」というページを見たのが「映画を観に行こう!」というきっかけになりました。

 

しかし、当時の私自身は車椅子での移動でタクシーを使用して映画館に行けても、観賞するうえでは車椅子でも可能なのか。という不明な点もいくつかあった事から行く前に電話で確認をして映画館へ行きました。

 

上映15分前に優先して案内

私が住んでいる地域の映画館は、車椅子ユーザーの方は上映スタート上映開始の約15分前にスタッフより案内があり、一足先に中へ入る事が可能です。また、チケットを購入する時に、手助け等をお願いすることによって、時間になると迎えに来て車椅子を押して専用スペースまで、一緒に移動し必要に応じシートへ移る所までサポートをしています。

車椅子スペースの位置

車椅子の専用スペースは、出入り口付近に儲けられ、前列位置の方にあります。しかし、スクリーンによっては、真ん前に儲けられていて見上げる状態で観賞する事になるので、首への負担も掛かってしまう事があります。

 

ですが、車椅子に座ったまま長時間過ごすのと、シートへ移って観るのとでは首に掛かる負担なども軽減されるので、上映終了時間によってどこに座るかという選択をすることも1つの手段です。

 

フードやドリンクを持っていると

映画を観るとなるとほとんどの方が「フードやドリンクを購入し食べのみしながら楽しみたい」という方がいる様に、車椅子ユーザーの方も、同じ考えを持つ方が多いと思います。

 

そんな時も、車椅子専用スペースの隣にあるシートを確保する事で、ドリンクホルダーを使用できるので、トレーにフードと飲み物を置いたままホルダーへ差し込む事によって、長時間手に持つことなく過ごすことができます。

 

まとめ

現在の映画館は身体に不自由があっても、設備はしっかりと整えられていますし、館内において移動などで、しんどい場合などチケットを購入する時などに伝えていると、その都度サポートに入るので遠慮することなく話してみる事をおすすめします。

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