身近な情報を取り上げつつ、たとえ悲しい状況になっても常に元気を分け与えてくれるメディアのひとつに、放送局から電波を使って視聴者に必要とする情報や音楽などを聞かせるアイテム簿一つにラジオがあります。今回の記事では、音楽などリクエストができる魅力についての紹介です。
ラジオにハマったきっかけ
小学生・中学生と言えば勉強よりも遊び、兄と一緒にテレビゲームで遊ぶほか、同級生と一緒にお菓子を買いに行っては、交換して食べる事が大好きだった私です。けれども、特別支援学校(旧 養護学校)へ転校した事で、兄とゲームをする機会も減り地域の友達と会って遊ぶ事もなくなってしまいました。
転校先の学校で親元を離れ、寄宿舎生活を送っていたので、同室の先輩方と過ごしているうちに、コンポなどに触れる機会があった事で、早く帰ってきた日は先輩の私物を借りて、音楽を聴くか周波数を合わせて、リクエスト番組を聴きはじめたのがきっかけとなりました。
リクエストをする勇気
初めて、地元のラジオ局にリクエストしたのは、19歳のころでした。パーソナリティーさんの「メッセージとリクエストをお寄せいただいた方には、抽選でプレゼントを差し上げます」のコメントで、試しに携帯のメールを使用して送信に繋がりました。
10代の頃は、就労支援B型(旧 福祉作業所)に通っていたので、作業中は常に側にラジカセが置かれていた事もあり、作業の合間をみて送信しては読まれるのを楽しみにしていたこともあります。しかし、メッセージに名前を書く必要があったので、本名にすべきか、特定されない方法で、匿名や別の名前で送るか迷う事もありました。
魅力はどこにある?
よく周りの方に「ラジオだけ聴いて退屈にならない?」と聞かれる事があります。ですが、実際にリクエストが採用され読まれると、不思議とワクワクします。パーソナリティーさんは、ひとりでマイクに向かって話していても、視聴者側は、声のトーンやメッセージに対するコメン・笑い声など、いつどこにいても楽しく聞くことがでるところがいいですね。
その他にもメッセージの内容が暗い話であった場合や、資格試験が辛い・辞めたいといった内容であっても、採用しそれに対して、応援の言葉と共に番組内で選択した曲をリスナーさんへプレゼントするといった事で励みになる事が魅力的なところを感じさせます。
また、番組にメールを送る時の文章を「リアルに」「伝わりやすく」「まとめて」「送信をする」事で、採用される確率も高くなるので、文章の書き方を身に着けることができます。
もし、長文になったとしても内容によっては、読んで頂ける時もあるので、どの様な形でメッセージを発信しているのかを聞き学べるのも魅力だと個人的には考えます。
障害があっても楽しめる
重度の障害がある事で行動範囲が限られ、何かをするにしても介助者手を借りなければ上手く成し遂げられない事はあると思いますが、放送局の好きな番組へメッセージを送る事は、携帯やパソコンを使用して、メールを活用する事が可能であれば、リクエストを送り、採用を楽しみにしつつ、ゆっくりと体を休めることができます。
最後に
障害をもっている方にとってのラジオリクエストは、元気をもらえる場所でもあり、一つのテーマなどにそってメッセージをする事によって、パーソナリティーを通して他のリスナーさんと情報を共有できるほか、同じ境遇にある方達を励ましあう事ができる場所でもあるのです。