障害者が入院した時どう伝えればいい?

障害者が入院した時どう伝えればいい?

病院

日常生活を送っていれば、季節の変化によって体調を崩す場合や仕事中に事故に合い、怪我をする時があります。障害を持つ方も、検査による入院や医療従事者の近くにいて治療が必要と判断された時は入院をしなければいけません。今回の記事は、実際に体験した入院しての伝え方や大変だった事を紹介します。

最初の診断は風邪

学生の頃は、身体を動かしていたお陰もあり風邪などは引いたことはありませんでした。子どもは「風の子」という様に、寒い冬も薄着姿で過ごしていました。けれども、社会人になり寒がりタイプになり冬の季節が苦手になり体調を崩すことが増えた気がします。

 

倦怠感や微熱があり、自宅にあった風邪薬を飲んで様子を診ていましたが、回復するどころか悪化という状態にあったので仕事を休み、近くのクリニックへ行くと「風邪」という診断で薬を処方して貰い、家路に着きました。

大きな病院・入院

ウイルスによる風邪であれば、処方して頂いた風邪で症状が緩和されるのですが、当時はよくなるという事が感じられず「大きい病院へ行こう」とおばさんにクルマをお願いし、片道40分程掛かる病院まで行き、再度、問診や検査などお願いしました。

 

そして、検査の結果を聞く前に「入院なるかも」と看護師から聞かされましたが、その時のしんどさはピークになってはいたものの、会話が可能だったので「仕事があるのに」とブーブー言っていました。(振り替えると恐ろしいですね)

情報共有するための記入

入院が決まると必ずついて来る入院申し込み。食べ物に関するアレルギーや薬剤アレルギー・生活はどのように送っているのかなどを、全て書く必要がありました。

 

全ての医療機関が、同じ内容の書類なのかは解らないのですが、私が入院していた病院は障害者の場合には、手帳の級や車椅子を必要とするのかどうか、計画相談員がいるかどうかなどを全て記入する必要がありました。しかし、情報が伝わっているのは、食事と薬のことだけで、車椅子私用や手帳の級については、共有されていませんでした。

どう伝え理解してもらうか

親はクルマの運転免許を持っていなく、自宅が遠かったという事もあったので、おばさんが病院には来てくれていたのですが、そう頻繁に面会に来るという訳でもなかったので、入院している間は看護師に手伝ってもらいました。

 

初めの頃は車椅子や杖が側にない状態でナース・コールを押し「お手洗いへ行きたいので車椅子をお願いします。」と話すと、病室に持って来たのは必ずと言って良いほど、キャスターの付いた酸素ボンベを載せて引っ張るカートでした。(入院当時、酸素装着でした)

 

その度に「脳性マヒで自力歩行できないです。車椅子をお願いします。」と2度も説明したことがあり、そこで私自身も座っているだけなら、障害者と思われない事に気付かされ健康な人と一緒だ。と改めて感じました。

 

もし自身の車椅子が側にあれば、対応の仕方は違っていたのかもしれません。

それからというもの、部屋を移動する度に看護師が変わることなく、ベッドの位置・車椅子から乗り降りする時の介助方法、ナース・コールの置き場所などを入念に確認するようになり、自身で動ける頃になる事には暇を見て、当事者だけに解る身体の動きなどを聞かれました。(変な気分でした)

終わり

障害の程度は、1人ひとり違います。しかし、病気や怪我などで緊急入院をするのは、健常者の方も障害者の方も一緒です。ただ、違うのは側に付き添いの方がいるか、いないのかだと思います。何が必要か、手助けをお願いすることは病院以外でもあるとおもいます。

 

そんな時、伝わっていないな。と感じた時は障害名などを話して手助けを求めてもいいのではないでしょうか。

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