先天性障害と中途障害も障がい者であることに変わりない! ~人生は運命前向きな生き方を~

先天性障害と中途障害も障がい者であることに変わりない! ~人生は運命前向きな生き方を~

車椅子

障害者になるならどの障害が良いのかと仲間同士で話したことがあり、歩けない肢体不自由の人は聴覚障害が良いでしょう。いや内部障害が良いなど色々と言っていましたが、どのような障害にも先天性障害と中途障害があります。しかし何と言っても健康で五体満足な方が良いです。

障害の種類と程度

障害者基本法では、障害の種類を身体障害・知的障害・精神障害の3種類に大きく分け、定義として日常生活や社会生活に制限を受ける者としています。下記に障害について紹介します。

 

【身体障害】

障害は、身体障害者福祉法によって障害の範囲と程度が規定されています。認定されて身体障害者手帳の交付を受けた者が、障害者自立支援法等の各種サービスを利用することができます。

 

〇肢体不自由

四肢体幹障害は、範囲がさまざまで脳性まひや脳血管障害・脊髄性疾患・骨関節疾患・進行性筋萎縮性疾患など、脊髄損傷・切断・頭部外傷疾病があります。障害発生の時期も先天性・後天性によって異なり、先天性や幼児期に発生した場合は、障害が発達の状況にも影響があると手帳の級に示されています。

 

〇視覚障害

生まれた時からの(先天性)や病気・怪我など人生の半ば(中途)で、視力や視野に眼で物を見る力が低下する(弱視)又は完全に見えない(全盲)の状態にある方を指し、情報の8割が視覚に頼るものと言われているほどです。

 

視覚に障害のある方は聴覚や触覚・臭覚感覚器官を目の代わりにしていますが、白杖や盲導犬・点字・音声ガイド家電など個人に合った道具を取り入れることにより、日常生活や自立社会生活を実現しています。

 

〇聴覚障害

聴覚感覚に障害のある方は、聞こえなくなった背景や時期・家庭環境・教育環境など、個々の状況を把握して認識しておくことが重要です。聞こえにくい状態や聞こえの状態から、聾者・難聴者・中途失聴者に区別しています。

 

聴覚に障害のある方は、次のような二次的障害があります。

 

・言語習得の遅れ

・コミュニケーション障害

・情報障害

 

音声や言語を習得する時期は2歳から3歳と言われることから、その時期に言葉を十分に聞くことができないことで、言葉や言語の遅れにつながると言われています。コミュニケーションは、日常生活や人間関係の構築において、聞こえる・聞こえないは重要です。

 

〇内部障害

心臓・呼吸器機能障害や直腸・小腸機能障害・腎臓機能障害・膀胱など、免疫機能障害の方を内部障害に分類することができます。それぞれの機能は生命維持に重要で、長期間の治療を継続している方が多く、生活や職業に精神的・社会的なハンデを抱えています。

 

障害が見えにくいため、外見からはそれぞれの障害に対して誤解を受けたりすることがあり、一人ひとりの抱えている問題や状況を把握して理解することが大切だと思います。

知的障害と精神障害

ハート 青空

身体障害(上記の肢体不自由から内部障害)の方は、身体の機能や能力に不利な要因がある状態を言い、理解されやすいところもあります。知的障害や精神障害の場合は、外見からは具体的な理解が得られにくいことがあるため、誤解や偏見を招きやすくなります。

 

知的障害の方は、身体障害者手帳のような明確な定義規定や手帳の定めはありませんが、療育手帳制度があり児童相談所や知的障害者更生相談所で、判定された者に対して交付されています。

 

精神障害の方は精神保健福祉で統合失調症や薬物による急性中毒又はその依存症など、知的障害・精神障害その他の精神疾患を有するものと定義していますが、この定義はわかりにくいと思います。

 

知的障害と精神障害は重複もありますが両障害は区別する必要があり、精神障害の方は心の感情操作の状態に不安定な要素を抱えることによってものごとの正常な理解や判断・認識がうまくいかないために、精神的に正常な生活を送ることに不安定が生じると考えられると思います。

 

知的障害や精神障害のある方が冷静なとらえ方をなされないまま、危険で恐ろしい存在のように決めつける。犯罪だけを強調した法により、指定病院への入院措置など偏見的な見方や差別があります。

 

平成28年に障害者差別解消法(障害の差別解消に関する法律)が施行され、障害者権利条約で共生社会の実現を目指し、偏見差別を解消するための合理的配慮が問われています。

先天性障害と中途障害

障害にも病気や原因不明の障害を持って生まれた先天性の障害や、突然の事故や病気により徐々に障害が進行する中途障害があります。前記で紹介したような全ての障害についても同様なことが言えると思います。

 

先天性障害には障害を持って生まれた方や、生まれた後に障害を持った方もいると思います。中途障害の方は、当たり前のように動いていた体が突然動かなくなることや、できなくなることで精神的な衝撃は計り知れなく、受け入れ難いものだと思います。

障害を受け入れ前向きな人生

いま障害で苦しみ悩んでいる方にとっては簡単に受け入れる事ができないかもしれませんが、障害を持って生まれた先天性障害の方にしても、障がい者になった中途障害の方も、障害を抱えた以上付き合って行かなければなりません。

 

障害が人生の運命と考えた時に、病気や精神的な苦しみ悩みを速く克服して前向きな人生へと切り替えて、運命を決めて行かなければならないと思います。

まとめ

先天性障害と中途障害も障がい者であることに変わりはありません。生まれた時に障害を持って生まれても、病気や不慮な事故で障がい者になったとしても前向きに生きて行くことで、人生が変わって行くと思います。

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