障害があるゆえに恵まれた縁!

障害があるゆえに恵まれた縁!

車椅子 道

長い間、障害を抱えていると色々考えます。何故、障害を持ったのだろうか?どうして人間は死ぬのだろうなど、運命はじぶんで作るものと言いますが、本当に運命に障害が付いていたならばそれも作ったものでしょう!

小児麻痺(ポリオ)を考える

両親から聞いた話によると生後生後3・6ヶ月や2・3歳の頃など、確かな記憶ではありません。私が産まれたころは小児麻痺(ポリオ)が流行っていたようで、確かに歩いていたような記憶があります。

 

小児麻痺は、脊髄の運動神経がウイルスによって破壊されたことで、体に麻痺などの症状が現れる病気です。正式な名称を急性灰白髄炎と呼び、ポリオとも言われます。感染者の唾液や便に含まれたウイルスが付着した手や玩具などを口に入れることで、感染し特に5歳以下のこどもに起こることが多い病気です。(厚生労働省)

 

診断は、咽頭や糞便・尿などの分泌物を採取して、ポリオウイルスかを調べます。血液検査や髄液検査を行うこともあり、特効薬はなく呼吸不全や人工呼吸器管理が長期となる場合は、気管切開を行うなど対症療法を行います。

 

発熱・嘔吐・傾眠・四肢の痛みがあり解熱すると麻痺が急に出るような特徴など、症状が下肢や上肢に多くみられます。呼吸筋麻痺は生命の危険もありますが、現在はポリオワクチンの普及によって殆ど発症したことがありません。

 

発症しても現在は完治することが多く、発症から12ヶ月以上麻痺や筋力低下の状態が続くと筋肉が固くなって、自由に動かせなくなり歩くことができなくなります。後遺症を残すこともあるようですが、その場合はリハビリを行って改善を試みます。

小児麻痺の予防

日本小児科学会の推奨では、生後3ヶ月から1歳の間に3・8週間(20から56日)の間隔を開けて3回ワクチン接種を受けます。3回目から最低6ヶ月以上の間隔を開けて、生後12から18ヶ月の間に4回目の接種を追加で行います。

 

四種混合ワクチン接種後は、11・12歳の間に破傷風やジフテリア・百日咳の混合ワクチンを定期的に受ける必要があり、定められた期間内であれば基本無料で受けられて予防ができます。

小児麻痺(障害)を持ったゆえに

私が産まれた頃はまだポリオのワクチン接種がなかったようで、小児麻痺という病気も知られていなかったのではないかと思います。母は発熱の原因が解らず幾つもの病院を探しまわったようです。

 

歩けない私をおんぶして小さな姉の手を引いて途方に暮れながら、原因がわかる病院を治すために探し歩いた話を聴いたとき、母への有難うと言う感謝の気持ちがこみあげて涙が止まりませんでした。

 

病気を治したい母の気持は叶いませんでしたが、小児麻痺と言う障害を持った障がい者になりましたがこの障害に対して、憎しみや恨む気持ちはありません。

まとめ

障害を持ったことで、人生のパートナーと子供たちに恵まれ、障害があるゆえのこれも何かの縁と意味があったのではないか思うようにしています。

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