24時間テレビやドキュメンタリー放送番組での感動的なものは羨ましいです。車椅子を利用している方が空を飛んでいる光景は珍しくありません。パラグライダーに乗って空からの景色に挑戦(体験)をしている友人がいます、いましたと言った方が良いです。
パラグライダーについて
パラグライダーのことはよく知りませんが、調べた情報を説明したいと思います。パラグライダーは、スカイスポーツの一種としてパラグライディングとも呼びます。飛行するための機体一式をパラグライダーに区分しているようです。
車椅子に乗ってパラグライダーに挑戦している友人がいました。友人が使用していたのは、モーターパラグライダーといわれる地上でパラシュートを開き、動力となるエンジンで扇風機の様なプロペラが回転する装置を背負って飛び立ちます。上昇気流を利用して自由に高度を上げることができます。
一般的なパラグライダーは、動力がなく斜面を走って吹き上がってくる風で、上昇気流に乗って高度を維持します。モーターパラグライダーは、エンジン付き扇風機のプロペラで高度が調整できるものや、インストラクターと一緒に二人乗り専用のタンデムフライトがあります。
タンデムフライトは、特別な技術や体力は必要なくインストラクターと一緒に空中(高度300から500mほど)からの景色を楽しむことができます。操縦は全てインストラクターが行うため、初心者でも安心して気軽にパラグライディングを楽しめます。
スカイスポーツには、スカイダイビングとハンググライダーもあります。スカイダイビングは、飛行機からの飛び降りや空中落下を楽しみます。強い空気圧に耐えられるような、特化されたパラシュートが必要です。パラグライダーのような操縦性は持っていないようです。
ハンググライダーは、金属製の丈夫なパイプを骨組みにしたもので、上昇気流を利用して空を浮遊します。滑空性能力ではパラグライダーと異なるようです。
笑顔が輝く友人
時が経つのは早く数十年も前になりますが、パラグライダーを体験していた友人がいました。彼は事故で脊髄を損傷して車椅子生活でしたが、空を飛びたいと言う夢があったようです。専用の車椅子を購入して、それを使って砂浜から飛び立つ彼の笑顔は眩しかったです。
何にでも前向きで明るい性格と面白い話や楽しいことへの挑戦意欲は旺盛で、私に車イスバスケットを一緒にやろうと誘って頂いたのも彼です。そう言った理由もあり、彼は尊敬する方でもあります。
絵を描くのが好きで、休みの日はドライブしながら山原に景色の写真を撮りに、よく連れていって頂きました。写真を見ながら描く油絵は、どれも素晴らしいものばかりです。絵が描きあがると、飲みにいこうか?と誘って頂くこともありました。
夢を叶えた友人(先輩)
中城村の砂浜で、特別に注文した車椅子を使って定期的な空の冒険を楽しむ友人(先輩)の姿を、いまは見ることがなくなりました。会う機会や長い年月で、名護に引越したと聞きましたが、現在は住んでいる場所も分かりません。
車イスと言うハンディーを持ちながら、空を飛ぶ夢を叶えた先輩は本当に凄いと思います。褥瘡に悩み、ベットに寝たきりの頃もありましたが、持ち前の明るさと人を引き付ける魅力が大好きです。
まとめ
パラグライダーで空を体験する方は多く、高い場所からの絶景や空への憧れはだれもが持っていると思います。車椅子に乗って空を飛ぶ夢を叶えることが出来た友人は、じぶんへの挑戦でもあったのだと思います。