裏切りは理解への期待!

裏切りは理解への期待!

秋 人々

大人げないことですがチョットした言葉の違いで長い間会話がなく、無視して言わなくても良いのに友達に言いふらしていたなど、それも時がたてば何事もなかったかのように笑い合う仲間がいることは嬉しいです。悲しいのは、障害を真似して笑って馬鹿にすることです。それは友人に対する裏切りです。

裏切りという言葉について

裏切り(うらぎり)は、約束を破り寝返る等、期待はずれな事に対し用いられる言葉とあります。この言葉を使ったのは障害を持つ身でありながら、こどもの頃は障害に対する気持ちや障害者の意味も解らず、友達を傷つけて申し訳なかったと思ったからです。

言語障害の理解は大事

こんな話を書いている私がホントは障害に対する理解が必要なのかもしれません。初めて障害のある人を見た時は、私も障害者でありながら驚きと怖さがありました。特別支援学校では喋り方が遅い人を珍しく、真似をしてからかった事があります。

 

訓練の先生(理学療法士)に、泣きそうになるくらい怒られた記憶があります。小学校の頃はウーマクゥー(いたずらっ子)で怖いもの知らずの私もさすがに反省させられました。脳性麻痺(CP)による言語障害は、身体機能の一部の麻痺が原因のようです。

 

急に声をかけられたりすると、ビックリして体が緊張してびくつき、声が出しにくくなることもあるようです。本当にいけない事ですが、学生の頃はそれを面白がっている意地悪(悪魔のよう)な私でした。

 

障害を持つ当事者にとっては苦しいことだったと思います。怒られるのも当然で、私が言うのも説得力はありませんが、障害を持っている方への理解は大事です。

障害者は仲間と思う安心感

障害を持っている方との行動はなぜか安心します。この感情は私だけかもしれませんが、ハンディーへの仲間意識だと思います。変な話ですが、健康な人にはない悩みや悲しいことを共有できるような感じです。

 

仲間であると思っていることで、障害を貶され誹謗中傷されるような言動があった場合は、理解されていないと思う気持ちや、友人と思っていた感情が薄れてきます。裏切りは、悪いことをしているように聞こえますが、理解しているとの期待があると思います。

理解し合える努力

人を理解するのは難しいです。まったく知らない人と話をするにしても何を話して良いのかわからないことがあり、言葉を考えてしまいます。障害を持った人と話をするときに、相手が車椅子利用者である場合は想像がつきます。

 

私の場合は、何で車椅子に乗っているのかを聞きます。急にその話から入るのではありませんが、車いす利用者としては言いやすいです。人によっては何でお前に言わないといけないのか?と、言う様な顔をして無視する方もいます。

 

それでも、私が利用している理由などを話していくと相手も答えてきます。先ずは言わないとわからないというように、話しをして言うことで相手を理解できます。「話は理解に繋がる」私が作りました。

 

人間関係を良くするために、話(コミュニケーション)と理解(フレーズ)の努力も大事です。障害のある人を理解するには、ある程度知識が必要で、車椅子に乗っている人は病気や事故による脊髄損傷の場合があり、克服できていないような方へは深く入り込まないことです。

裏切りは理解への期待

裏切られたと思うことは理解してほしいという期待があり、信用する友人関係にあったとの誤解からだと思います。障害を持った同じような境遇を理解されていると思った事が、裏切られたことになります。

まとめ

障害のある方を真似して笑って貶すことをするなどは恥ずかしいことです。障害を持っていても一生懸命に頑張っています。障害を理解できない人や障害を悔やむ思いが心への裏切りだと思います。

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