車椅子でもボウリングは楽しめる

車椅子でもボウリングは楽しめる

幼い頃から車椅子で生活されている方、バイクを運転中に事故に巻き込まれ頸椎・脊椎損傷などによって中途障碍者として、車椅子を使用して生活を送っているという方もいます。障害を理由に諦めなければならない事も沢山ありますが、スポーツは障害を持った方を笑顔にする力があります。今回の記事ではボウリングについて紹介します。

ボウリングとの出逢い

初めてボウリング場に行ったのは、中学校の頃のレク大会だったのを記憶しています。それまでは、子供達が遊ぶおもちゃで、転がらないプラスチック性の球を投げて、ピンに当てるというやり方で、ふざけ半分で遊んでいた位です。

 

実際のボウリング場へ行くと、ボールの大きさや専用シューズに履き替えてゲームをプレイするわけですが、貸し出しをしている靴はハウスシューズとも呼ばれていて、利き足が右若しくは左であっても球を投げられる様になっています。

 

初めてセンターシューズに足を入れ、プ待機する椅子に映ろうとした時の足元の滑りやすさには、正直驚きましたが車椅子だと地面に足をつける事はないに近かったので、ゲームが終了するまで靴下で過ごしていました。

 

子供でも使用できるシューター

車椅子を使用する方が、ボウリングをする際「どんな方法で球を投げるのか」という疑問に思う方もいるでしょう。車椅子利用者の中には、シューターと呼ばれている投球補助台を利用します。台の上にボールを置き、手で押し出すという方法で投球をすることができます。

 

また、体力のある方であれば車椅子に座った状態から、健常者の方と同じように3つの穴に指を入れて持ち、その状態から投げる方もいます。シューターを使用する方は障害を持った方だけではなく、小さなお子さんでも使用できるので、家族でボウリングを楽しむ事ができます。

 

但し、持ち運びがしやすい様にできているので、強くボールを転がそうとすると台が動いたりするほか場合によっては、横倒しになる可能性があるので注意が必要です。

 

簡単そうで難しい

補助台を使用してボールを転がすだけを見ると、簡単そうに見えるかもしれません。しかし、実際にやってみると結構難しいというのが正直なところです。ボールをピンにめがけて転がすまでは真っすぐに進みますが、シューター及び床との間にできる段差で、定めていた位置よりズレが生じるため、右へ左へと進んでいきます。

 

投球台を使用する際は、狙っているピンが真ん中であれば、 少し左側などに位置を替えてみたりすると真ん中のピンを倒せる場合もあります。そのほかにも、力加減でストライクを狙うためのカギとなります。

選択可能

レーンを決めると同時に、ガーターの有無をスタッフに伝える事で、溝の部分に壁を付けたり外したりする事ができます。小さいお子さんだけでなく、障害を持っている方でも気軽に使用することも可能です。「壁がない方が楽しい」と思う方もいらっしゃると思いますので、個々の意見で変わると考えます。

 

おわり

車椅子ORボウリングだけを考えると、はじめは戸惑いなどあるという方もいるかと思います。

ですが、バリアフリー化も進んでいて、ユーザーの方でも楽しめる様に設備が整えられてきています。車椅子を利用した事がないという方、プレイすることをオススメします。

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