障害があっても路線バスに乗りたいという想い

障害があっても路線バスに乗りたいという想い

バス 車いす

現在は、ワンステップバスが運行する様なり、お年寄りや障害を持った方、子連れのママ

さんなど、乗り降りが楽にできる車両になっています。ですが28年前までは、高い階段を上らなければ、座席に座れるのも大変でした。しかし、ある日を境に周りの方々が動き始めます。今回の記事では、過去の話を交えた路線バスでのお話です。

想いを綴った作文

中学生の頃、学校の行事で年に一度行われる意見発表会という行事がありました。毎年の様に行われていたので、どんな内容に描き上げようか迷っていましたが「夢」「希望」「目標」など書いてみて下さい。とあり、しばらく考えた末に路線バスについて書いてみよう。と思い立ったのが始まりでした。

 

自身の中で、どのような内容にするかを考えた後、1人で路線バスに乗りたいという想いがあっても、直接思いを伝える事ができず、多少の勇気が必要であったため、これからは積極的に声をかけ、自らの力で乗り移動したい。という想いを先輩や後輩、保護者や校長先生の前で発表してみると、思いもよらない結果で県内の中学生弁論大会に選ばれました。

何食わぬ顔で話した結果

発表

前回、学校で話した意見文に、多少の修正を加え、次は学校代表として話す機会がありました。それが言わば本弁論大会です。本番は、緊張することなく、話す事ができました。当時は車椅子当事者として参加したのも、1人であったため、聞きに来場者の注目の的となっていました。

 

会場にはメディア関係者も来ていたという事を後で知り、大会中にテレビカメラが回り、その様子が放送され、カメラのフラッシュが点った?と感じては「気のせいだ」と気を反らしながら話していました。

 

そして翌日、新聞で読んだという方やバス会社に勤務している関係者の方からは、乗り降りができるように、ステップを縁石に近づけるなどの温かい心づかいもあり、1人で路線バスに乗りたいという小さな夢が叶いました。(この時、メディアの凄さを知った私です。)

それからというもの、丸形で段差の高いバスを使用して、行きたい場所へ堂々と両杖で行く事ができるようになりました。

障害者や高齢者にも優しい

私の住んでいる地域では2004年(平成16年)頃から、ワンステップバスの運行がスタートしました。初めて車両を目にした時は、大きさに驚きました。それと同時に、運行した時期が、クルマの免許を取得した時期だったので「もう少し早く運行開始していれば、たくさん利用できたのに・・・」と感じたことも確かです。

ノンステップバスに乗ってみた

都営バス 車いす

私が住んでいる地域には、ワンステップバスとノンステップバスがあります。

違いは、バスの入口に1段段差がある車両がワンステップバス、バスに乗車した時点から、前面フラットになっている車両がノンステップバスになります。

 

ノンステップバスに乗るきっかけになったのは、愛車の走行不能になった時のことでした。

仕事への出勤時に利用して、最寄りのバス停で下車したのですが、昭和世代の丸型のバスに比べて、出入り口の段差も無く負担を感じるという事はありませんでした。

 

また、運転手さんの配慮などもあり、一番前に座っている乗客の方へ席を譲って欲しい。という声かけなどもあり、他のお客さんへ協力をうながすなどの配慮がなどありました。

 

走行中にお年寄りや身体に障害を持っている方が、千円札の両替や小銭などの両替により、転倒による事故を防ぐために、停止をしない限り両替ができないという両替機を設置しています。

車体が下がる

運転手の方やバス停の状況にもよると思いますが、障害者や高齢者の方に優しい歩道になっているとは言えない場所もあります。このような時には、運転手の方が、後ろから来る他のバスを気にして、停留所から離れた場所で乗客を降ろすことがあります。

 

昔の丸形の路線バスは、車体から地上までの高さが思った以上にあり、両杖でバスから降りるとなれば、今にも前のめりになりそうな体制をせざるを得ない状況になる事もありました。

 

けれども、ノンステップバスになってからは、運転席の方で、車体をある程度の高さまで下げる事が可能になっているので、その点においては、以前よりラクに降りる事ができるようになりました。

高齢者にも負担は少ない

ワンステップバスやノンステップバスが、導入された事でお年寄りの方も、ずいぶん乗り降りしやすくなったと思います。近年では、高齢者の運転に関する報道が増えたことで、免許を返納し移動手段に悩む方もいるでしょう。

 

公共交通機関が利用しやすくなる事で、より安全に移動でき乗り降りが可能です。

終わりに

一般乗合バスも、日を追うごとに変化し利用しやすくなってきています。

車椅子利用者の方が、路線バスに1人で乗車することが出来ると、行動範囲も広がります。

 

初めて利用する方にとって、乗車するまでの間は目的地まで辿り着くことが出来るか。という不安もあるかもしれません。その様な場合には、事前に問い合わせをするなどをして乗車する事をオススメします。

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