障害のある方にとってコロナ対策の指消毒は不便と感じる理由

障害のある方にとってコロナ対策の指消毒は不便と感じる理由

手指消毒 ペダル式

新型コロナウイルスウイルス感染症が、2019年(令和元年)に中国武漢で流行し、その後世界的に広まりました。その後、日本でも流行したことで厚生労働省では、うがい・手指消毒の徹底を呼びかけ、現在は習慣の様に手指消毒ができるよう設置箇所が増えてきました。

衝撃を受けた日

初めて「新型コロナウイルス」という感染症についてメディアで報道された時は、皆さんも驚いたと思います。人々がすれ違うだけでうつる。接触感染する・くしゃみによる飛沫や陽性者の衣類などに触れるだけでもリスクを伴うという情報がたくさん報道されています。

 

それをきっかけに、マスクや消毒液などが中々手に入りにくい状況になり、マスクの代用に手ぬぐいでマスクを作る方や海外では私達が普段から履く靴下で鼻と口を覆う(おおう)などをしている方もいました。

コロナに感染したくない

私自身も流行した頃はどう予防したら良いのか解らなかったので、外に出る度に感染してしまうのではないか。と不安になるばかりで、感染リスクを避けようと、買い物へ行っては、急ぎ足で帰ってきた覚えがあります。

 

また、感染者が急拡大する以前は、商業施設の中にあるテナントは手指消毒の設置されていない時期は、外に出る機会が減っていきました。

感染リスクを減らすために

コロナウイルス感染症が県内で確認された時、大型ショッピングセンターでは、現在の様に手指消毒や検温など、あまり定着していませんでした。そのため店舗によっては関係者の方々が消毒液を持って、入口に立っているという事もありました。

 

しかし、第2派・3派と感染者が増えたのをきっかけに、常に消毒ができるよう手をかざすと噴射される装置が置かれたほか、飲食店に行くと体温を測定する機器が備え付けられました。この時、自動で噴射するタイプが多かったので、車いすユーザーの方や片麻痺の方にとっては便利と感じましたが、さすがに設置個所が増えてくると、改善点やコストの面で考えなければいけない点が、あったのだと思います。

車いすユーザーには不便

現在では、感染対策が生活習慣の一部にもなり、行政機関・大型ショッピングセンター・外食専門点など、見渡すと必ず目に止まる場所に、消毒液があります。けれども、そのほとんどが足でペダルを踏みポンプを押すという足ふみ式に変化しています。

 

けれども車いすユーザーにとっては、足踏みのタイプは使えないので、入口での消毒を諦め

手が届く場所に置いてある設置場所まで行き、そこで刷り込んで店内を動くという方も少なくはないと思います。

 

ノズルから自動で噴射されるタイプは、小さいお子さんと同じ目の高さにある為、危険が大きいと言うのも、直接聞いた事はありましたが、車いすユーザーや片麻痺の方にとっては、足踏み式は不便なので、個人的に次の様なアイテムを持ち歩いています。

ポケットスプレーが強い味方

外出をする度に消毒が必要!けれど足踏み式が増え使えない。という事を目の当たりにした時、何か良い方法はないかと考えた事がありました。我が家ではオスバンという消毒液があったので、それを代用として小さな容器に入れて、カバンや服のポケットに忍ばせ出かけています。

 

アルコール成分の入っているウエットティッシュなども、持ち歩いていますがほとんどが、スプレーにお世話になっていている事が多いです。その理由として、刷り込むという動作に

時間が掛からない事、適量に手に取る事が可能なので、車椅子の操作に苦戦しなくて良いというのがあります。

 

それに比べてウエットタイプは、全面的にアルコール分を延ばす事ができる分、乾くまでに時間が掛かってしまい、手が濡れている間に車椅子の操作をすると滑ってしまって前に進めなくなってしまいます。

おわり

流行した時期に比べ、消毒の徹底や予防接種により、感染リスクを減らす事ができる。といった事を話す方もいますが、振り返ってみると健康な方に合わせている事が、多く見受けられるので「車椅子様に設けてくれたら」と思うのは私だけでしょうか。

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