詩歌による障がい者の理解と社会参加や生きる勇気!

詩歌による障がい者の理解と社会参加や生きる勇気!

ギター

何年か前に障害のある方が書いた詩を歌にしたコンサートがありました。たしか?わたぼうしコンサート(奈良たんぽぽの会)だったと思います。詩の内容とメロディーが絶妙な感動を与えました。詩に書かれた思いなどを紹介します。

奈良たんぽぽの会わたぼうしコンサート

わたぼうしコンサート(奈良たんぽぽの会)は、奈良のアマチュアの音楽グループと詩を書くことが好きな障害のあるこどもの詩をきっかけに、生きる強さや心のやさしさ・いのちの尊さなど、思いをメロディーにのせて歌っています。

 

障害のある人たちが書く詩によって社会からの理解や共感を深めようと、奈良県文化会館大ホールではじめてコンサートが開催されました。翌年、全国わたぼうし音楽祭がたくさんのボランティアに支えられ、障害のある人たちの心(思い)を歌うコンサートとして全国各地で開催され、最近長崎で開催されたようです。

 

障害のある人たちの夢や思い・願いを込めて、アジア・太平洋わたぼうし音楽祭として2年に1度各都市で開催されています。新しいかたちのわたぼうしコンサートという運動で、福祉に対するイメージが一新されてきました。

 

障害者問題に無関心だった人たちに、障害を持った方への意識が高まりさまざまなボランティア活動が生まれてきたことにより、社会の仲間として受け入れられ、未知なる可能性を評価して頂ける人たちがいることを知ったことです。

障がい者の詩集

この記事を書こうと思ったのは、わたぼうしコンサートで車椅子に乗ってデートができるのだろうか?と言う詩の歌を聞いた覚えがあったからです。車椅子に乗って僕は、僕は考えた車椅子でデートができるのだろうか?は、メロディーとせつない詩が心に残っています。

 

障害を持っている方の心の叫びや夢などをつづった詩集や詩に合わせて描かれた詩集絵本はたくさんあり、どれも心に感動を与えます。事故で手足を失い口に筆をくわえ、絵に詩を添えた詩画などは、全国の人々に感動をもたらします。

車椅子に乗ってデートができるのだろうか?の詩(夢)

わたぼうしコンサート実行委員会でのテーマ曲になっている詩を紹介します。

 

詩の一番

車椅子に座って僕は 僕は考えた

車椅子に座ってデイと(デート)が出来るだろうか

この頃 そんな事を考えてしまう

笑われそうな気がするん(笑われる気がする)です

僕だけ 僕だけ(じぶんだけが)他の世界にいる見たい

みんな同じ空の下 生きている 生きている

 

詩の二番

車椅子など(障害)僕はいらない 涙の海に捨てて行こう

ふたりで(むむむメロディー)走ろう この長い道を

腕組みながら(手をつないで))楽しいおしゃべり

緑の芝生に寝転び ふたりで見つめる

青い空 雲は静 かに ながれ流れて

みんな同じ空の下 生きている 生きている

 

詩の三番

目を開けると鏡に映る 車椅子(イス)に座った自分(障害のある自分)

沈む夕日を追いかけて そんな夢を見た

悲しい時には ともに涙を流し

嬉しい時には 喜びに踊ろう

僕は信じたい 夢の叶う日(車イスに乗ってのデート)の来る事を

みんな同じ空の下 生きている 生きている

みんな同じ空の下 生きている 生きている

みんな同じ空の下 生きている 生きている

 

この詩歌を初めて聴いたときは、なんともせつなく涙が込み上げてきました。当時こどもだった作詞者が、夢と言う詩で車椅子生活の将来を素直な気持ちを書いたものだと思います。

 

現在成人した彼の詩は、身体の不自由な人をいたわるのではなく、助ける事でもなく力が出なかったら力を貸す人の心力(優しい気持ち)をください。と『感謝して共に生きよう』というカテゴリタイトルで述べられています。

 

その他にも、「いい(良い)ん(の)ですか、車椅子の花嫁でも」など沢山あります。幾つか作詞名を上げます

 

〇君への思い・心の中に

〇幸せキップ・みんな生きている

〇母へ・友に感謝

〇共に生きてゆこう・幸せの花

〇ウェディングロード

〇笑顔の君(MAYUMI)・太陽の笑顔

〇お風呂 など

 

まだまだたくさん障がい者の作詞がありますので是非読んでみてください。

まとめ

障害を持った方々の詩や絵は読む人や見る人に不思議な感動を与えます。残された身体を使い気持ちを一生懸命に伝えることで、障害への理解や同じ境遇にある方へ社会参加と生きる勇気や力を与えます。

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