車椅子で安全に上がれる段差どれくらい?

車椅子で安全に上がれる段差どれくらい?

車椅子 段差

車椅子で外出をした時、気になるお店があった場合は入ってみよう!と思うことってありますよね。でも、行ってみると段差があって入りづらい場合や、出入り口が階段になっている事で諦めてしまうという方々がたくさんいます。今回の記事では、車いすで安全に上がれる段差について紹介します。

車椅子で外出するために

ケガをしている方・障害・お年寄りと幅広い年代で使用されている補助具の一つに、自走式車いすがあります。医療機関や商業施設に設置されていて、必要な方へ無料で貸し出しをしています。

 

利用する方の多くは、初めてという方がほとんどなので、貸し出しをする際には、安全に操作して移動ができるよう扱い方について説明を行います。介助者が後ろから押す時は、段差の上がり方も含めてお伝えします。

安全に上げられる段差

介助が必要な方やご自身で車いすを動かす事が可能な方など、身体機能の程度にもよりますが、安全に車椅子で段差を上り下りできる段差の高さは5センチです。それ以上の高さを上り下りするとなれば、時としてバランスを崩し介助も一緒にケガすることもあるので、注意が必要です。

キャスター上げ

ここで介護用(自走式)車椅子のキャスター上げについて簡単に説明します。下記の様な方法で行います。

手順

1:段差のギリギリまで車いすを近づける。

 

2:棒状になっている部分(ティッピングレバー)を足で踏み前輪を上げる。

 

3:前進しゆっくりと下ろす。

があります。

まさかの事故で車いすになった

私の知っている方に、若くして交通事故に合い車いす生活を送っている方もいますが、外出先での段差は、付き添いがなくても簡単に上り下りをしていました。障害があるという立場においては、お互い変わりはないけれど、下半身に麻痺が残ったことで車いすが身体の一部になっていました。

中途障害者は習得させる

自身でキャスター上げをするという方は、日常生活にもどるためのリハビリテーションを受ける中で、理学療法士からの指導の下でキャスター上げを行います。残った障害の多くは車いすごと前に倒れると、その反動で身体も転がり身動きが取れないという場合もあります。

 

そのため、安全に段差や凸凹道・草の上を進めることが可能な方法であるキャスターを、一つの技法としてマスターしています。時々「キャスター上げできないの」と聞かれますが、

中途障害の方が使用している車いす兼スポーツタイプは、とても軽くできています。

 

また、後輪タイヤの軸が中心ではなく前の方にあるので、安易な気持ちでキャスター上げを行うと、後ろに転倒し大ケガに繋がり危険です。

最後に

障害のある方にとっての車いすは、体の一部です。外出先では段差はもちろん坂道もあります。ですが、乗り越えられる段差があると思っていても、実際にキャスターを上げてみると、思っていた以上に高く感じる場合もあります。

 

その時は1人で無理に行こうとせず、少し大回りをして車いすでも安全に行ける場所から目的地へ行く方法をオススメします。

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