障害者の年金生活は金持ちとは違う

障害者の年金生活は金持ちとは違う

年金

ある日突然、家族が倒れてしまい身体障害者になった。生まれつき麻痺などがある子が20歳の誕生日を迎え、社会人になり年金受給者の対象になった。という話を耳にした事があるでしょうか。今回は、障害のある方の年金生活について紹介します。

障害基礎年金とは

病気や怪我などをするまでは、何事もなく送ることができていた生活。ところが障害が残ってしまった事で支障をきたしてしまったという場合に、支給される年金のことを言います。

 

年金といえば、65歳から対象となる国民年金をイメージする方が、ほとんどだと思います。しかし障害年金に関しては20歳から受ける事が可能になります。

1級2級で変わる年金額

20歳になると同時に、国民年金の納付書が自宅に郵送されてきました。しかし、障害があるという事で、納めるのは厳しいので免除申請の依頼を行う予定で、国民年金課の窓口へ行ったのですが、手帳の提示を求められた事で「国民」ではなく「障害基礎年金」に該当すると言われた時は意味が解りませんでした。

 

当時は、親と担当者の方が話をしていたので、受給資格の証明ともなる年金証書が自宅に届いても特に気にも止めてなかったと思います。けれども、母に年金証書の確認方法を教わり病院のドクターからは、金額等について聞く事ができました。

 

総額を年金証書で確認してみると、2級より1級の方がかなり大きい金額であり年間で計算すると、およそ98万はあったかと思いますし、2級にしても80万近くはあったかと思います。

お金持ちという言葉

身体に障害があるという方は、好きで「障害者」になった。という訳ではありません。

しかし、障害者年金があるというだけで、どうやら「お金持ち」という誤った認識をしている方がたくさんいるようです。

 

直に「障害者の人は金持ちよね」と言われたこともありましたし、職に就けば「年金あるから、手取りが少なくても良い」という言葉も投げられたこともあります。

他人からみたら、そう感じるかもしれませんね。

 

しかし、これは大きな間違いであり誤解です。年間で見ると大きな金額ではありますが、

ひと月で考えると、かなり節約をしなくてはいけません。両親が元気で、兄弟姉妹が協力的であれば、障害者基礎年金は触らず貯蓄することができます。

 

母子家庭・父子家庭・両親が介護の年齢になってくると、障害者基礎年金というのがあったとしても、生活をする為には全手の年金を家屋の為に入れていく必要があります。

また、障害者基礎年金も毎年の様に、少しずつ減額されていきます。

 

つまり20歳の成人式を迎えた時に、記載された年間の総額より減額されて支給されるという事になります。

年金だけの生活は無理

2ヶ月に一度、支給される障害年金でも、働かずに生活が可能かと聞かれると、まず無理です。現在の社会経済で言えば、日用品も原料の関係もありどんどん値上がりしています。また、自身で運転して出かける方であれば、車両に掛かる維持費・故障した時の修理費・車検料など、大きなお金がクルマに掛かります。

年金と給与は別と考える

年金があっても、仕事に就きたいという方は多いと思います。健康な方は障害を持った方に冷たい言葉を投げ、嫌な気持ちにもなりますが。考えとしては年金と働いて支給される給与に関しては、まったくの別物だと考えます。

 

障害を持った本人・家族は、働いて給与を頂くのが一番と思う方が多く、年金に関することは後回しに思う方が多いです。

終わり

障害年金を受給していると話していても、余裕のある生活ができるというのは厳しいです。ひとり暮らしをしている障害者の方は、年金で足りない部分を生活保護で補っている方もいますので、可能であれば働きながら、年金を受け取っていた方が将来的に助かるのではないでしょうか。

 

また、働いた時の年収などによっても、年金の半額または全額停になる場合もありますので、一度、窓口へ問い合わせて調べるといいですね。

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