車椅子の方でも人助けができることはどんな事?

車椅子の方でも人助けができることはどんな事?

車椅子で生活をしていると、どうしても自らの力だけでは難しいという部分があります。そんな時は、周りの方にお願いをするなど助けてもらうわけですが、ずっと助けてもらう側でもありません。車椅子であっても人助けが可能です。今回の記事では私が体験した事を中心に紹介します。

見て見ぬふり

世の中にはいろいろな方がいます。障害を持っている方を見かけるだけで「大丈夫かい?」と声をかけてくる方や、遠くにいながら見ている方・近くにいながら「ジー」と見る方など、様々です。しかし、車椅子ユーザーも含め障害のある当事者から考えた場合見られている事より「見て見ぬふりをしている時が一番辛い」という方が多いと思います。

 

よく聞かれる事もある

同級生や先輩と行動をともにしていると、よく「見知らぬ人が声を描けて来る事が多いけれど、何故?」聞かれることがあります。けれども、こればかりは自身でも不思議に感じ、先輩や後輩が外に出た時は、相手から声を掛けられることはない。と聞いた時は、声を掛ける相手によっても変化するのかなと考えた時もありました。

 

車椅子でもできること

車椅子で日常生活を送っていると介助者の手助けが常に必要な方やそうでない方達がいます。けれど、車椅子だからといって、手助けが行えないということではありません。本人の障害の程度や能力にもよると思いますが、障害のある方同士助け合うことも可能です。

 

ひとりでクルマの運転し病院を受診した時のことでした。外来の受診が終わり病院から処方せんをとった後、外にある薬局へ薬を取りに向かう途中視覚に障害がある方が、私の前を歩いていました。対策が目に入ってこなければ、安全な場所への誘導はできなかったと思います。

 

しかし、視覚障害者の方が歩いている方向を見ていると、茂みと壁がある方向だったので、後ろからではなく、側から声を掛け車椅子ユーザーである事を伝え車椅子のグリップがある位置を伝え一緒に行こう。と安全な場所まで行ったことがありました。

 

そのほか車椅子ユーザーさん同士でも、困っていることがある時は、声を掛けて手助けをお願いする場合や声を掛けがなかった時でも、何気に手を差し伸べて相手が困っている事に、自らできる範囲で行動をする方もいます。むしろ車椅子だからこそ、分かることがあるのかもしれませんね。

 

終わり

手助けをすることは、必ずしも健常者の方だけとは限りません。先ほど紹介した障害者同士で手助けをする時もあれば、お年寄りの方が手助けをすることも考えられます。ですから、出先で障害を持った方を見かけた時は、一声だけでも良いので「困っている事ありますか」と尋ねてみてください。きっと貴方にも、手助けできる事があると思います。

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