適応障害とはどんな疾患?

適応障害とはどんな疾患?

ハート 聴診器

精神疾患には、統合失調症やうつ病・双極性障害などが広く知られています。その多くは、ストレスが原因と言われていますね。しかし、メンタル疾患にはこれだけとは限りません、今回の記事は、適応障害について紹介したいと思います。

適応障害について

本人にとってある特定の状況や出来事で引き起こされる憂うつ気分や不安感が原因で、涙がもろくなる場合や学校や会社に出勤する事ができなくなるといった社会生活に支障をきたす状態のことをいいます。

どんな症状が出る?

適応障害の症状には、人によって違うと思いますが、私の場合には気分の低下・変調に加え身体的症状がありました。身体的症状については、下記の通りです。

症状

〇自分が2人いてそのうちの1人が真っ暗な道を崖に向かって歩いている。

 

〇手汗をかくようになる。お腹をくだす。

 

〇今まで楽しめたのが楽しくない。

 

〇相手の目を持ち話せない。 電話が恐い

 

などなど沢山あります。

気付けたから相談できた

体調に異変を感じた時は、確か仕事をしている最中でした。いつもなら、業務を問題なくできていたのですが、突然不安感に襲われ今にも崖から下に落ちそうな感じになりました。

ちょうどその頃、管理者の方がいたので、すぐに今ある症状を伝え計画相談員に繋ぎ、委託相談を紹介してくれました。そして、急遽では在りましたが、面談日程を調整していただき、職場で会う事はできましたが、体調をギリギリ保つことができたのは、この日までだったと思います。

体が石のように重い

体調が万全な時は、朝起きるのも普通に身体を起こすことはかのうでした。しかし、メンタル不調になり毎日の様に体は重く、まるで大きな石を持ったまま動くという過酷なトレーニングを行っているような感覚でした。当然、仕事も無理だったので欠勤しました。

 

この頃から食欲もなくなり、ご飯を食べるというより「とにかく横になって寝たい」と眠気を感じては布団の中で過ごす時間が増えていきました。

どこも2ヶ月待ち

精神科や心療内科は、患者自身で電話をする。それを聞いた時「嫌~」と感じてしまった私です。携帯電話を持つ手は汗をかき、恐怖感がピークでとにかく落ち着きませんでした。

5件くらいは電話をして新規受診の予約が可能かという確認をしましたが、ほとんどのクリニックが新規患者さんは受け付け終了していました。

心療内科を受診する頃には

かかりつけ医がいるリハビリ病院で、体調不良を訴え心療内科を受診したいと伝える事で

紹介状を書いていただき、唯一、1か所だけ紹介状を持っている事や症状がどんな感じなのかを確認してくれたので、受診の早い日に予約を取ることができました。

 

心療内科を受診した時、院内は入りにくいというイメージがありましたが、実際はそうではなく温かみのある印象を受けました。関係者の方も話しやすい方ではありましたが、当時の私は目を合わすのが恐くて、落ち着きがありませんでした。

 

診察前の問診では、体重なども量りましたが驚くほど減少しており耳を疑いもしました。

しかし、診察室に呼ばれドクターに症状を話してみると、出た疾患名が冒頭でも紹介した「適応障害」というものでした。うつ病に似ているけれど、そうではなく一歩手前の精神疾患と聞いた時は、症状の正体が解り少しだけですが安心しました。

終わり

適応障害は、誰もがなりやすい疾患と言われているようです。本人が気付かなくても、周りの方がいつもと様子が違うと感じる場合や元気がないなど気が付いた時は、本人へ声をかけてみてください。早期発見ができると、うつ病に移行することも防ぐ事ができます。

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