適応障害という疾患を発病した時の向き合い方

適応障害という疾患を発病した時の向き合い方

話し合い

これまで、メンタルが不調になった事がないという方であっても、家庭・仕事・人間関係で悩みストレスが重なることで、精神疾患を発病してしまう方はたくさんいます。今回の記事は、私が適応障害と診断を受けた後の向き合い方について書きたいと思います。

職場の方に不安を打ち明けていた

実は、体調不調を感じ始めた時から職場の方に、ぐちゃぐちゃになった気持ちを打ち明けていました。この時は私自身でもどうして良いのか解りませんでした。

 

また、自宅に帰れば親に対するサポートをしなくてはいけない状況でもあったので、当然ながら家族に話を持ち掛けたとしても耳を傾けるという事もなく、只々、抑えるという中にありました。

 

その事もあってか、職場では時間を作っては耳を傾けて話を聞いてくれるという環境があったおかげで、メンタル不調とは何なのか?という話しをする中で聞くことができました。

適応障害を隠さなくて良い

病院で精神疾患と診断を受けると、ほとんどの方が何かしらのショックを受けると思います。そして不安にもなります。

 

けれども「病気や障害ってそんなに隠して良いことがあるの?」と考えた時、元気なふりをしたとしても気持ちが落ち込んでいる時や、弱っている時などは体力的にも維持するのに、いつもの倍以上のパワーを使います。

 

障害の場合には、これまで出来ていたことが出来なくなる、あるいは不便さを感じるなどがあります。適応障害というのも上手くコントロールができていれば、普通に生活をしながら仕事や友達付き合いなど問題なくできますが、調子が悪いと無気力、人とも接触を避けたいと感じます。

 

仕事に就いているのであれば、業務中に頭が回転しない・無断欠勤をするなどやってはいけないと認識はしていても、仕事に支障が出てしまうほどの行動に現れることもあります。よって、無理して隠しても、必ず症状は出てしまうので仕方のないことでもあります。

向き合い方は人それぞれ

最近ではニュースなどでも耳にする様になり、いじめなどを受けたのが原因で適応障害と診断を受ける子供達や、会社側から受ける圧力が元となり心療内科に通う方達もいると思います。実際に適応障害になってしまった時は、どう向き合えばいいでしょうか。

 

私自身も、初めは戸惑いもありましたが、適応障害という疾患を受領すること。つまり自身で認め、受け入れてあげる。という事が一番いい方法だと思いました。かといって、人と会う度に「私は適応障害になった」「僕は精神疾患になった」とわざわざ伝える必要はありません。

 

症状が出るのは本人が一番よく知っている事なので「今日は怪しいな」と感じた時は、その場所からそっと離れて落ち着くのを待つ事や、どうしても会うことができない場合には「体調が良くない」と伝える方が、聞き手として嫌な気持ちにはなりませんよね。

 

もちろん。信頼関係が深い方にはストレートに話した方が伝わる事もあります。

カウンセリングと薬

薬

周りの方の話しを聞くと、ほとんどの精神疾患の方が「カウンセリングや薬を服用している」と聞きます。私自身も、薬を飲みながら生活はしていますが毎日となると、結構大変です。時々、不安を抑える薬を飲み忘れることもあります。

 

そんな時は、晩御飯から飲もうと忘れないようにしますが、自身の中では「薬は補助」と考え方を切り替える時もあります。そうする事で「何故、私なのか」と深く考える必要がなくなります。障害や病気の責任にしたとしても着いてきますしね。

職場には理解を求める

適応障害はうつ病の一歩手前にある状況です。そのため薬の作用で突然元気になるとか、不元気になるということも、私にはないのですが、会社側には最低限知って欲しい。ということを、ミーティングなどを通して話した記憶があります。

 

会社に理解を求めるのは、簡単な事でもないです。結構大変です。だけれど働く上で必要なことでもあり、周囲の理解がなければ向き合う事も出来ない。と感じたので、理解を求め働きながら、通院するという方法を選択することが可能になりました。

終わり

障害や病気になると、どうしたら良いか迷ってしまいます。仮に現実から目をそらすことはできても、後を着いてまわってくるのも確かですね。

 

少しずつ向き合っていると、必ず改善方法などが見えてきて、乗り越えることができます。

 

人それぞれ考え方や向き合い方は、同じとは限りません。自身に合うやり方がきっとあると思うので、探してみるのもいいでしょう。

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