A型事業所の面接ってどんな感じ?

A型事業所の面接ってどんな感じ?

実際に就労継続支援A型事業所で働いている当人が、A型事業所の面接がいったいどんな感じで行われるのかについて自身の経験をもとに紹介します。

※この記事は、2019年10月2日に公開した「はじめてのA型事業所~職探しから入社まで その2・その3~」を大幅に修正・加筆したものです。

※2020年7月31日「見学時の服装」部分を追記。

はじめに

うつ病などの精神疾患により仕事を辞めて静養している方や何らかの事情によりひきこもり状態になっている方の中には、「そろそろなんとかしたいな」とか「もうぼちぼち社会復帰を」と考えている人もおられることかと思います。

 

そのような中にはA型事業所で働くことを考えている人もおられるでしょう。

 

A型事業所で働くためには希望する事業所で面接を受けることになります。

 

そこで気になるのが「A型事業所の面接ってどんな感じ?」っていうことですよね。

 

「どんなことを聞かれるのだろうか?」

 

と思っている人もいるでしょうし、

 

「履歴書の空白期間のことを聞かれたら」

 

とか

 

「転職回数の多さを突っ込まれたら」

 

と不安になる人もいるでしょうし、中には

 

「圧迫面接みたいなことをされたらどうしよう」

 

と考えている人もいるかもしれません。

 

ところで、この記事を書いている私は今現在A型事業所で働かせてもらっている障害者当人です。

 

A型事業所の面接を実際に受けたから、今このサイトでこの記事を書いているわけです。

 

そこで今回は、そんな私自身の経験をもとにA型事業所の面接がどんな感じなのかを紹介していきたいと思います。

 

先に結論を言うと、上に書いたような心配をする必要はないと思います。

 

A型事業所 面接体験談

覚えている限りでは私自身の面接体験は以下のような感じでした。

 

面接の担当は職業指導員の方2名でした。

 

時間は15~20分くらいだったでしょうか。

 

質問された内容は以下のようなことだったように記憶しています。

 

障害のこと(障害の状態やできること・できないこと)

通勤手段と時間

収入面のこと(A型事業所の給料で生活は大丈夫かということ)

配属のこと(希望と違う配属になっても大丈夫かということ)

自己PR(緊張して自己PRとは違うことを喋りました)

こちらからの質問(仕事のときの服装のことなどを質問しました)

 

面接はおおむねソフトな雰囲気で圧迫面接的なことはまったくありませんでした。

 

実は、A型事業所という所は雇用契約を結ぶので「職場」でもありますが、それと同時に「福祉サービス」が提供される場でもあるので、おそらく圧迫面接をしているような所はないでしょう。

 

そもそも万が一にでもそんな面接をするような事業所があったとしたら、そんな所には入らないほうがいいと思います。よほどその事業所で働きたいという気持ちがあるのなら別ですが。

 

それと、履歴書の職歴に空白期間があったりあるいは転職回数が多かったりしてもそれほど気にする必要ないのではと思います。

 

先ほども述べたようにA型事業所という所は福祉の場でもあり、面接をする側の職員もそういう人たちの面接や採用をたくさん行ってきているはずだからです。

 

むしろそういう境遇にある人たちを支援する役割も持っているわけです。

 

ですから、空白期間や転職回数そのものが問題にされるようなことはそんなにないのではないでしょうか。

 

「空白期間や転職回数のことを聞かれたらどうしよう・・・」と不安のあまりその場しのぎの体のいい答えを考えるよりも、そのことについて自分はどう思っているのか・どうして行きたいのかといったことをちゃんと自分の言葉で話せるよう、そっちのほうに頭を使ったほうがいいと思います。

 

へたにウソをついたりごまかしたりするよりはそちらのほうが面接をする側の心象もいいはずです。

 

それに、その場しのぎで自分をよく見せようとしても後から化けの皮がはがれて自分で自分の首を絞めることになりがちです。(これを書いている私自身がそれをやってるかやってないかはわかりませんが。笑)

 

A型事業所 面接・見学時の服装

ちなみに服装のことですが、私の場合は面接のときと入社日だけはスーツで行きました(入社2日目から、つまり普段の仕事の日は基本的にポロシャツ・ジーンズなどの私服で行っています)。

 

ネット上では面接のときも私服でもよいとする意見などもあるようですが、社会人である以上持っている・着ることができるのであれば面接のときはスーツで行くほうが無難でしょう。

 

一方、見学時の服装はと言うと、実際に見学の方を見ると半分以上は私服で来られているように思います。

(私自身は見学なしでいきなり面接だったので・・・)

 

でも、やはり無難なのはスーツのほうかなとも思います。

 

ネットで見ていると、「私服で見学に来た人は不採用」なんて事業所もあるようなので。

 

ただ、まぁ、なんというか、見学時の服装だけで不採用にしてしまうような事業所には・・・ごにょごにょ。

 

最後に

この記事をここまで読んでくれたということは、あなたに「A型事業所の面接を受けてみようか」という気持ちが少しでもあるからなのかもしれません。

 

いきなり面接の申し込みでなくてもかまいません。

 

多くのA型事業所では見学や体験も受け付けています。

 

まずはそういったことでもいいので気軽にチャレンジしてみましょう。

 

後回しにすればするほど人間の思考は「やらない理由」や「不安の種」を作り出します。

 

そして、「あのときやっておけば・・・」ってなっちゃいます。

 

ちょっとでもその気になっているときにまず行動を起こしてしまうことが大切。

 

一つ行動を起こしてしまえば、後はそれほどのパワーを必要とせずとも物事は進んでいくものですよ。

 

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