冬対策~かじかんだ手指をあっためる方法

冬対策~かじかんだ手指をあっためる方法

寒くなると手先足先が冷えやすくなって、指が動きにくくなることはありませんか?

スマホやパソコン操作もやりにくくなりますよね?障がい者の有無にかかわらず、だれでも手指の冷え対策は気になるもの。そこで今回は、手指の冷えのメカニズムや、冷えを解消するちょっとした裏わざについてご紹介したいと思います。

 

私の場合

視覚障がい者にとって、手の指は第2の目ともいえる大事な存在です。わたしたちは、目からの情報収集が少ないので、そのぶん手指から伝わる情報も重要となるからです。

 

かつてわたしは東京で暮らしていたことがあります。そこでは、沖縄とはまったく違う寒さも経験しましたが、どうしても手袋を着けることができませんでした。それは、電車のきっぷを持って改札を通るときや、階段の手すりを確認しながら降りるとき、手指からの情報が妨げられるのがこわかったからです。また点字を読むときも、もちろんキーボードをさわるときも手袋はしませんでした。昔はがまん強かったのかもしれません。今はムリですけど。。。

 

さて、次の項からは手指が冷えるメカニズムと、便利な裏わざなどをご紹介しますね。

 

手指の冷えその原因は?

人の体は、体温を一定に保つようになっています。もし体が体温よりも寒い環境にある場合は、脳の視床下部から熱をにがさないための命令と、熱を発生させるための命令が出されます。

熱を逃さないために

この指令に対して、体の中の毛細血管が体の表面から熱を逃さないよう働き出します。まず手足の末端は熱を発しやすい場所なので、血管を収縮させて末端に血液が流れないように対処します。そのため、手の指は冷えやすくなるんですね。

 

熱を生み出すために

放熱を防ぐために対処しても体が冷えてしまう場合、視床下部から熱を生み出すための指令がだされます。熱を生み出すためには、筋肉を振動させるよう働きかけます。体が寒さを感じるとぶるぶる震えますよね?あれは視床下部からの指令に筋肉が反応しているからなんですね。

 

手指を温める裏技2つ

体の仕組みがなんとなくわかったところで、冷え対策の裏技を2つご紹介します。

 

裏わざ1:冷たいものに3秒触れる?

これはまさに逆作用というべきか?血管のリバウンド減少を利用した方法です。

もし外出時であれば、標識のポールなど冷気で冷えたものに触れてみる。室内であれば氷が入ったグラスなどを3秒ほど触ってみましょう。そうすることで、熱の放出を防ぐために縮こまっていた毛細血管が冷たさを感じ広がります。そうすることで、とどまっていた血液が指先までしっかりと行きわたり手指があたたまります。

 

裏わざ2:手を大きく振ってみる

これはさらに簡単な裏技です。手首を大きく上下に振ってみましょう。そうすると、体内の暖かな血液が指先までしっかりと流れて、かじかんだ指がすぐに動きやすくなります!

 

あったかグッズ2つ

裏技をご紹介したところで、今度は手指を温かくする便利グッズを2つご紹介します。

 

便利グッズ1:ヒーター付き手袋

パソコンやスマホ操作、点字を触読するにもヒーター付きの手袋があったら便利ですよね?これは、USBで充電するタイプで、コードレスで使えるので手軽でいつでも手があったかです。

 

便利グッズ2:電熱マウスパッド

つづいては、同じくUSB対応のあたたかくなるマウスパッドです。袋状のマウスパッドでマウス操作をあたたまりながら行えます。

 

まとめ

今回は、寒くなるときになる手指の冷えについて、いろいろ調べてみました。障がいの有無にかかわらず、こういったノウハウを知っているといいですよね?

それでは、次回の投稿で。

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