以前、沖縄盲学校(わたしの母校)で、生徒全員にiPadを持たせて授業をしているというお話を聞いたことがあります。そのように学校におけるICT化は普通学校でも特別支援学校でもすすんでいます。また、ある支援学校の先生は、就任早々コロナ対策で授業がすべてオンラインとなり、授業の録画を自分で行う必要があり苦労したお話を聞きました。
学校の先生は、ご自分の事業の準備とともに、録画やオンライン授業の対応もしなくては行けなくて、すごく大変そうな印象を受けました。こういった学校におけるICT化のサポートをするために、文部科学省でICT支援員というお仕事を推進しています。
ちょっとそれるかもしれませんが、このお仕事が特別支援学校でも活躍できることを知り、障がい福祉にもつながるのではないかと考え、記事で書かせていただきました。今回は、ICT支援員のお仕事についてレポートしたいと思います。
ICTってなに?
すでにご存じの方も多いと思いますが、ITCのことや、ITやIOTとの違いを確認したいと思います。
ICT(Information and Communication Technology)は、日本語では「情報通信技術」と訳されます。ITはハードウエア・ソフトウエア・アプリケーション・OA機器など、それらすべてを意味します。いっぽうICTは、人と人とのコミュニケーションをスムーズにし、暮らしを豊かにしていくために、ITの技術を活用していく方法のことといわれています。
必要とされる理由
学校教育の現場では、子どもたちの知識や技能・考える力や判断する力・表現する力・学びに向かう力・人間性など、3つの柱をもって子どもたちの教育にあたっています。その中でIOTを上手に取り入れて子どもたちの学びのために役立てています。ただ、冒頭でもお伝えしたように教職員への負担もふえています。こういった問題をクリアしIOTをさらに効率よく活用できるよう、ICT支援員が必要とされています。
主なお仕事は
ICT支援員は、儒教や校内研修でパソコンなどの機材を使うときに必要な設定や使用帆の説明、質問への対応などの業務があります。また、教職員側で作成するデジタル教材(音声・動画・インターネットなどを組み合わせた教材)作成の紹介や助言、アシストなどを行います。さらに、情報モラルに関する教材の案内や活用。助言などの業務もあります。
ただ現状として、ICTに関する教職員へのアプローチの方法は、各自治体で対応が異なるため、ICT支援員の業務内容も多岐にわたるようです。
まとめ
今回はお仕事紹介の3回目としてICT支援員について、簡単にご紹介しました。
教室での事業からオンライン授業やデジタル教材の導入など、学校教育を進めていく上でのICTの導入は、文部科学省も推進している取り組みです。関係省庁がかかわっているがゆえに、お仕事の将来性も十分見込めるのではないかと思われます。
なお、支援員と学校現場での児童生徒や教職員への対応も必要となるため、高度なICTスキルはもちろんのこと、コミュニケーション能力が求められます。
また、もとめられる資格としては、ICT支援員認定歯科鵜を取得しておくことが重要です。
また、ご自身がパソコンやタブレットを使って生徒さんや先生方の支援をすることが楽しいと思える方が向いているのではないかと思います。
特別支援学校での支援の場もあるので、障がいを持った児童生徒への対応も意欲をもって行える方が望ましいと思います。
ご自分が得意としていることが、誰かの助けや励みになったりすることは、とってもうれしいことですよね?
このお仕事に興味がある方は、関連機関で正しい情報をゲットして、ぜひチャレンジしてみてください。
特別支援学校出身のわたしとしては、ぜひ特別支援学校のICT支援員も増えたらいいな〜と期待しつつ。