知ってると便利バリアフリーマップ＆ユニバーサルシアター紹介

知ってますか?バリアフリーマップ

お子様連れの方やアクティブな障がい者などはすでにご存じかもしれませんが、全国各地にはバリアフリーマップが存在します。

わたしたちの暮らしている環境は、大多数の人に合わせてつくられていますが、障がいのある方や高齢の方、お子様づれの方や妊娠中の方などにとって利用しにくい場合があります。バリアフリーマップは、そういった障壁（バリア）を取り除いた利用しやすい施設を紹介したマップです。自治体ごとで紹介されていますので、お出かけのプランを考えるときにおすすめです。

どんな情報が載っているの?

バリアフリーマップには、「施設の基本情報や出入り口に関する情報」「トイレ設備に関する情報」「施設内や周辺の移動に関する情報」「その他の必要な情報」が掲載されています。

例えば、トイレ設備であれば、車いす用トイレ設備やオストメイト専用トイレがあるか。乳幼児用のチェアやベッド、介護用のベッドがあるかなど、こと細かく掲載されているので外出前や外出時の情報収集に最適です。施設内外の移動については、スロープや車いす対応エレベーター・エスカレーター、点字ブロックや点字表示など、移動に必要な情報が掲載されています。

次の項からは、バリアフリー対応娯楽施設のおすすめをピックアップしてみますね。

誰もが映画を楽しめるユニバーサルシアター登場！

皆さんは、映画館で映画鑑賞しますか?

わたしは、重度の弱視なんですね。なので、明暗順応が悪かったり座席を探すのが難しかったりと、移動に関するストレスがあります。また、映画自体の情報がわかりにくかったりと、いろいろ考えるとなかなか行く気になれないのですが、いろいろ配慮された映画館であれば、ちょっと興味があります。

この映画館のもととなるのは、シティー・ライトというボランティア団体で、視覚障がい者が映画を楽しめるように、音声ガイドなどのサービスを行っている団体さんとのこと。そして、この団体さんの夢だった「誰もがストレスなく楽しめる映画館」をこの度スタートしたようです。ここの紹介文でいいなあと思ったのが、「〇〇な人のために」ではなく、「いっしょに楽しみたい」という優しい一文に心惹かれました。

次の項で、ユニバーサルシアターのサービス内容も見てみましょう。

どんなサービスがあるの?

それでは、ユニバーサルシアター「CINEMA Chupki TABATA」では、視覚障がいの方に対してはライブ音声ガイド（音声解説）を、聴覚障がいの方には、邦画の字幕サービスや手話サービスを。幼児を連れて映画を鑑賞したい方に対しては親子鑑賞室を設けたり、車いすを利用される方には、映画鑑賞に最適な車いす専用スペースを確保したりと、ありとあらゆるニーズに対応しています。

名称の通り、東京都北区の田畑に1号店ができたばかりですが、今後各地に展開していくといいなあと期待しています。

まとめ

今回は、知っていると便利なバリアフリーマップと、ユニバーサルシアターにフォーカスしてご紹介しました。

わたし、前職は大型小売店や大手企業の代表電話取次など行っていたのですが，大型小売店に掛かってくる問い合わせの中には，お子さんも楽しめる近隣のイベントに関するものもありました。当時はスマホもなかったので、なかなかご期待に添えるお返事ができず，申し訳なく思っていました。

今はインターネットとスマホの普及で、たくさんの情報を簡単に手に入れる時代となり，便利な世に中になりました。

今回ご紹介したバリアフリーマップは、障がいをお持ちの方はもちろん，小さなお子様連れの方や、高齢の方にも対応した情報がたくさん掲載されています。調べたい都道府県名と＋バリアフリーマップで検索されると，欲しい情報が見つかると思いますので、ぜひご活用ください。

また、ユニバーサルシアターは、もともと視覚に障害がある方と一緒に映画を楽しみたいと言う想いから始まった音声ガイドのボランティア活動から始まっています。

そして、この度、あらゆる状況で映画をなかなか楽しめなかった方に、ストレスフリーで映画を楽しんでもらいたいと言う熱い想いから、始まった映画館とのことです。今後さらに多くの場所で開かれることを期待します。