病気やケガの内容や程度によっては申請ができる障害年金。
生活の助けとして申請を考えている人もいると思いますが、すぐにできるものではありません。
申請可能となるまで一定期間待たなければなりませんし、該当する病気やケガになったら誰でも申請できるというわけでもありません。
では、そのややこし内容をできるだけ簡単に説明します。
はじめに
私と同じように中途障害者になると(障害が何であれ)真っ先に生活に不安を感じるのではないでしょうか?
と・く・に
「お金!」
正直、悲しいとか辛いとかよりもマネーのほうが心配になる人も多いんじゃないかなと思っています(勝手ながら)
そして、そんなことが頭によぎったときに考えるのが
「障害年金の申請」
ではないでしょうか?
まさしく私はそうでした。(マネー大好きなんで)
ただ、障害年金を申請しようと思ってもそう簡単にいくわけではありません。
今回はそんなお話です。
すぐに申請できるわけじゃありません!
申請の話をする前に「そもそも障害年金って何?」という話から。(基本は大事です!)
簡単に説明すると、障害年金は病気やケガによって生活や仕事に支障が出ている人が受け取れる公的な年金です。
重要なので二度言いますよ。
障害年金は「公的な年金」です!(覚えられるように山に向かって叫びましょう♪)
ですから、病気やケガによって今すぐにでもお金が必要といった状況でないのなら障害年金の申請を考えましょう。
とは言っても、年金を申請できるような病気やケガになったとしてもすぐに申請できるわけではありません。
ざっくりいうと、
「1年半待って」
となります。
どういうことかというと、年金申請に相当する病気やケガと診断されたとしても診断されたその日に申請はできず、診断された日から数えて1年6ヶ月経った日(障害認定日といいます)以降に申請するというルールがあるのです。
ただし、1年6ヶ月経つまでの間に症状が治ったり、手術などによって症状が固定されたりした場合は、その日を認定日とします。
また、診断された日に申請相当の状態ではなくても、時間とともに症状が悪化し申請相当の状態となれば障害年金の請求が可能です。
何かゴチャゴチャしてややこしいのですが、
要は「長くて1年6ヶ月待ち、悪化した場合も申請可」と覚えておくといいでしょう。(これは海に向かって叫びましょう)
まぁ、こんな感じですんなり申請できないんですよね〜。
そもそも、1年6ヶ月経ったか覚えていられない気がします。
なので、そこはしっかり記録をつけておくことをおすすめします。
ちゃんと払おう、保険料
上での話からうすると、申請に値する病気やケガならOKなのかなと思いますよね。
しかし、世の中そんなに甘くはありません!
別途条件があります。(まるで、スマホの契約のよう)
先ほども話しましたが、障害年金は公的な年金です。
ですから、当然ながら年金保険料をちゃんと支払っていなければ受け取れません。
具体的にいうと
「申請に値する病気やケガと診断された日がある月の前々月までの公的年金の加入期間のうち3分の2以上に当たる期間保険料を納めていること」
または
「申請に値する病気やケガと診断された日がある月の前々月までの1年間に未納がないこと」
といった内容となり、どちらかの条件を満たしている必要があります。
ちなみに、免除期間もちゃんと支払ったこととして加算されます。
それから、1年間未納がないという条件に関しては診断された日に65歳以上であってはいけません。
もう、本当にややこしい(書いててちょとイライラします)
かな〜り、端折って言ってしまえば
「未納があるとダメ!」
となるのですが、障害年金は申請に値する病気やケガと診断された日に加入していた年金によって障害基礎年金と障害厚生年金に分かれます。
ですから、厚生年金に加入していた人は保険料が給料から天引きされているはずなので未納を心配する必要はありません。
しかし、国民年金の人はそうはいかないです。
「どうせ、将来年金なんてもらえないよ」と高をくくって保険料を支払っていないと受け取れない可能性が出てきます。
身から出た錆みたいな事態にならないことを願ってます。
こんな疑問持っていませんか?
障害基礎年金には1級、2級、障害厚生年金には1級、2級、3級と等級があります。
このような説明を受けると
「障害年金の等級=障害手帳の等級じゃないの?」
といった疑問をお持ちになるかと思います。
ですが、ハッキリ言って同じではありません。
それぞれ別の判定方法で等級を決めます。
しかし、私のように等級が同じ人もいます。
ちなみに、私は年金も手帳も2級となっていて年金は月で換算すると6万5000円ほど受け取っています。(障害基礎年金なので)
また、基礎年金と厚生年金とでは受け取れる金額が異なってきます。
基礎年金は、1級だと月8万1000円ほど、2級だと月6万5000円ほどなっています。
これに対して、厚生年金は何かややこしい計算をして出すのでハッキリとした金額は示せないのですが、おそらく基礎年金よりは多く受け取れる気がします。
さらに、配偶者や子どもがいるとその分受け取れる金額も増えます。(当然、条件はありますが)
おわりに
ここまで話してきた内容は、ほんの触りでしかありません。
本当はいろいろ障害年金に関係することを書こうと思っていたのですが、ちょっと終わりが見えなくなってきたので今回はここまでにしました。
なので、次回以降気が向いたらもう少し話をコンパクトにまとめながら話をしていきたいと思っています。
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